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門と塀は“家”の脇役的存在だと思われがちですが、個性あふれる家づくりにおける役割は、主役に勝るとも劣りません。今回は、家にぴったりマッチするエクステリアの門と塀の選び方をご紹介します。
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門は一般的には塀のある家に設けられる通用口と考えられていますが、門には元々もっと深い意味があるのです。例えば神社の鳥居は神を祀る聖域と人間の生活空間を繋ぐ門の一種であり、家を建てる時に観る家相の「鬼門」とは俗界と冥界の境に存在する門と考えられているなど、古来より文化の中でも持つ意味は特別なものがあります。時代をさかのぼると古代ローマの城壁都市や中国の都城制、日本の平城京、平安京といった都市には立派な城門が建設されていました。街に出入りする人間のチェックをする防衛拠点としてだけではなく、街の中から持ち出されたり、持ち込まれたりする物の制限や税金を取る重要な機能を持っていることもありました。
また門という言葉は家の入口でありながら家の格式や家柄まで象徴し、系統や流派を意味する「門下」、「一門」などの言葉に用いられるようにしばしば家そのものを指すこともあるのです。
このように門は家の境界線と出入り口とを示す象徴となり、心理的影響も大きい存在です。家自体も大切ですが、門やフェンスなどの外構にも関心を持ちたいものです。
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門の位置は敷地の形状や玄関の位置によって決めます。なるべく敷地の中心で玄関の正面に門が来るのがバランスの取れた理想的位置です。はじめに門の位置を決め、フェンスはそれに続いて設計します。角地に玄関がくるケースの場合では、角地の門は、出入りに不便で危険が伴いますので、避けるのが無難です。
また、門は必ず道路よりも高い位置に作るようにします。排水に問題があるばかりでなく、ゴミや木の葉の吹き溜まりにもなってしまいますので、最低でも5cmくらいは高く作りましょう。
門とフェンスのデザインは多種多様です。主役の建物をより引き立て、住まい手の個性が主張できるようなデザインを選ぶことが大切です。和風建築には和風デザイン、洋風建築には洋風デザインの門・塀を選ぶのが基本となります。色やデザインは建物の壁材とコーディネートするのが無難な方法ですが、施工事例集からヒントを得るのもひとつのやり方です。市販の実例集や工務店の施工例などを参考に、イメージを膨らませてみましょう。またデジカメで撮った家の写真があればパソコン上で仮想プランを作ることも可能です。
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フェンスは敷地の境界を明確にすることや外敵の侵入を防いだり、プライバシーを守るためのものとして重要な目的があります。しかしこのポイントを重視しすぎると逆に住宅の閉鎖性が高まってしまう問題もありますので、機能とデザインのバランスを十分に考える必要があります。
フェンスは、高すぎると閉鎖的で冷たい印象になりますし、外部からの視線を遮りすぎると防犯上も好ましくありません。1.5m前後の高さを目安とし、門や植栽と見た目のバランスもよく、視線もあまり気にならない高さが一般的です。建物と隣家との境界線が近い場合には、フェンスを高めにした方が安定し、逆に距離がある場合には、低目の方がゆとりや開放感が出ます。敷地が道路よりも高い場合は、あえてフェンスで周囲を全て囲んでしまう必要はありません。低いフェンスや生け垣で変化をつけて囲む方が、軽快な印象を与えます。
なんといっても大切なのは、全体のバランス。建物・門・フェンスを一体のものとして、わが家にあったスタイルを考えましょう。
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一年に起きる住宅への侵入窃盗犯罪は約10万件。およそ、平均5分に1件の割合で発生していることになります。
犯罪手口は巧妙化、凶悪化しています。こうした質的な変化にも注意し、住まいの防犯対策を整えておく必要があります。 「自分の家は大丈夫」、「何も盗られるものがないから大丈夫」…そんな甘い意識でいませんか?かつての治安水準は崩壊し、日本は今や“ドロボー天国”なのです。計画的な防犯対策で安全な家づくりには外構も重要な役割を果たします。
「狙われにくい家」「侵入されにくい家」とするためには敷地内が見通せるデザインや構造、容易に乗り越えられない高さ、フェンス自体が侵入者の足場にならないことをポイントに防犯機能を備えた商品選びをする必要があります。
忘れてはいけないのが、外構の付加設備です。防犯機能の他に、最近は機能門柱と呼ばれる門灯やインターホン、郵便ポスト、表札などの機能を持たせた門柱がありますので、あらかじめプランに組み込んで検討しましょう。
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